◇世界水泳 第23日(2日、シンガポール)
競泳の女子800メートル(M)自由形決勝が行われ、予選8位の梶本一花(枚方SS)は、8分26秒85で8位。オープンウォーター(OWS)にも出場した“二刀流”の21歳が、同一大会の2競技で入賞を果たした。
梶本が激動の18日間を完泳した。OWSとの「デュアルスイマー」として臨んだ今大会は、7月16日の女子10キロからスタート。初の8位入賞を果たすと、5キロで日本勢初の銅メダル。新種目の3キロノックアウトスプリントでは金メダルを獲得するなど、まずは海で躍動した。
戦いの場をプールに移した競泳は、27日の400M自由形から始まり、29日の1500Mでは自己記録を更新。最終種目の800Mは予選8位で通過し、決勝も自己記録に0秒83に迫る力泳。OWSと競泳でのダブル入賞という快挙を達成した。この日まで、800メートルリレーも入れれば全9レース、合計2万1900Mを完遂。競泳の200MからOWSの10キロまで全てをこなすという鉄人的な体力、精神力で、充実の夏を終えた。
◆梶本一花の世界水泳
【OWS】
▽7月16日 10キロ決勝(8位)
▽同18日 5キロ決勝(3位)
▽19日 3キロノックアウトスプリント(1位)
【競泳】
▽27日 400M自由形予選(12位)
▽28日 1500M自由形予選(10位)※自己ベスト
▽31日 4×200Mリレー予選(8位)
▽同日 4×200Mリレー決勝(8位)
▽8月1日 800M自由形予選(8位)
▽同2日 800M自由形決勝(8位)