◆第98回ホイットニーステークス・米G1(現地時間8月2日、サラトガ競馬場・ダート1800メートル、良)
BCクラシックへの古馬の重要ステップレースに9頭(マインドフレームは出走取り消し)が出走し、2番人気でラヴィアン・プラ騎手が騎乗したシエラレオーネ(牡4歳、米・チャド・ブラウン厩舎、父ガンランナー)が3度目のG1勝利(重賞は4勝目)を決めた。
シエラレオーネは最後方から追走し、徐々にペースアップして最後の直線の入り口では中団のポジションに。
同馬は昨年のブリーダーズCクラシックの優勝馬で、米3冠のケンタッキーダービーで2着、ベルモントSでは3着。2024年度エクリプス賞で最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得した。今年に入り、ニューオーリンズクラシック・G2で3着、スティーブンフォスターステークス・G1と勝ち切れなかったが、今年3戦目で復活の走りを見せた。
ハイランドフォールズ(ルイス・サエス騎手)が2着。ディスアーム(ジョエル・ロザリオ騎手)が3着。2023年にホイットニーSからの連勝でブリーダーズCクラシックを制したホワイトアバリオ(アイラッド・オルティスJr騎手)が4着に続いた。
昨年のブリーダーズCクラシックの2着馬で、ジョン・ヴェラスケス騎手が騎乗した1番人気のフィアースネス(牡4歳、米・トッド・プレッチャー厩舎、父シティオブライト)は3番手から進めて直線の入り口では先頭にいたが、後続に続々とかわされて5着に敗れた。
ホイットニーSは1着賞金が55万米ドル(約8636万円=2025年JRA発表のレート1米ドル157・0245円で計算)。ブリーダーズCクラシックへのチャレンジレースの1つで、シエラレオーネには優先出走権が与えられた。