新潟7R・アイビスサマーダッシュ・G3・馬トク激走馬=カルロヴェローチェ

 前走の安達太良Sで2年半ぶりの勝利を挙げたシルバーステート産駒。23年のNHKマイルCで1番人気に支持されたほどの素質馬だったが、一時、2ケタ着順が5戦続くスランプに陥った。

陣営が決断した去勢後には、前付けしての粘りが戻って見事に復活。騎乗した丸山騎手は「レース前に落ち着いていたし、道中はうなるほどの手応え。脚がたまって、最後にはじけてくれました」とコメントした。

 中間はその勢いをキープしており、直前の栗東・坂路でもド迫力の走りを披露。52秒7―12秒3を楽々マークした。

 スピード、パワー兼備のタイプで、初の直線競馬も集中力が戻った今ならこなせる公算大。手の合う丸山騎手の連続騎乗も、プラスに働く。

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