◆第61回CBC賞・G3(8月10日、中京競馬場・芝1200メートル)

 デビュー9戦目の前走で初めて芝に出走したインビンシブルパパ(牡4歳、美浦・伊藤大士厩舎、父シャラー)が芝続戦で勝負気配が漂う。

 その前走の函館スプリントS(4着)は歴戦の芝馬を相手にハナへ。

レコードが多く出るような高速馬場ではあったが、前半2ハロン21秒7は同レースが函館で開催されるようになった97年以降の最速。前半3ハロン32秒5は17年に次ぐ2番目に速いラップだった。ハイペースで0秒4差に逃げ粘った内容から、芝でも十分にやれることを示したと言える。

 7月30日に美浦・Wコースの1週前追い切りも動きの良さが目立っていた。しまい1ハロンは10秒8で、同日に美浦で10秒台を叩き出したのは同馬だけ。伊藤大士調教師は「調教で左回りだと体の使い方が全然違う。今回は待ち望んだ舞台」と大きな期待をかける。大舞台に向かうためにも、まずは重賞初タイトルを勝ち取りにいく。(浅子 祐貴)

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