◆プロボクシング ▽ライト級(61・2キロ以下)8回戦 木村吉光―ファン・ションカン(4日、東京・後楽園ホール)
元東洋太平洋、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の木村吉光(28)=志成=が3日、都内で前日計量に臨み、木村はリミットより200グラム軽い61・0キロ、対戦相手のファン・ションカン(27)=中国=はリミットちょうどの61・2キロでクリアした。
ABEMAの人気恋愛リアリティー番組「シャッフルアイランド」シリーズに出演経験もあるイケメンボクサー・木村は、昨年大みそかにウー・ハンユン(中国)に3―0の判定で勝利して以来の試合となる。
前回は「何を言われてもいいから勝ちにこだわった試合だったので、ほぼディフェンス重視で闘った」というが、「今回はディフェンスも頑張るが、左でしっかり支配できるようにしたい」。その上で「野性の勘は絶対にあるので、その時に仕留められるかどうか。チャンスがあったらいきますよ」と意気込んだ。
野木トレーナーは、今回の試合をクリアすれば、年内にも世界ランカーとの対戦を予定していることを明かした。
また、同門でトレーニング仲間でもある比嘉大吾(29)=志成=が先月30日、3戦連続で世界挑戦するも引き分けに終わり、引退を明言した。木村は「大吾くんには、無事にリングを降りてくれてありがとう、という気持ちですね。
戦績は木村が16勝(10KO)3敗1分け、ファンが8勝(6KO)3敗。
同興行では、スーパーフェザー級8回戦で鈴木稔弘(28)=志成=がチョ・ジュンロン(26)=中国=と対戦。メインではWBOアジアパシフィック&東洋太平洋ライトヘビー級王座決定戦が行われ、マキシム・サゾノフ(31)=ロシア=とアリ・ハイフェーズ(36)=マレーシア=が王座を争う。