8月21日の「静岡県民の日」にちなんで3日、藤枝市の静岡県武道館で「武道館フェスティバル」が行われた。イベントには、B2ベルテックス静岡、J2藤枝、SVリーグの東レ静岡、プロ野球のウエスタン・リーグに所属するくふうハヤテのプロ4チームが協力。
各プロスポーツチームの体験イベントやeスポーツ体験会など様々な催しが用意された中、最後にプロ選手のトークイベントが開催された。地元・藤枝からJ2藤枝のDF中村涼(23)とB2ベルテックス静岡のPG鍋田隆征(23)、東レ静岡から昨季限りで現役を引退した元日本代表の米山裕太さん(40)が壇上に上がって、山手線ゲーム、クイズや質問コーナーで来場者を盛り上げた。
ふだんは、めったに顔を合わせない異種競技の3人がコラボした。静岡市清水区出身の鍋田に対し、ほかの2人は他県出身者。今季から藤枝に加わった岩手出身の中村は静岡のイメージを聞かれ、「お茶が有名。あとは、すごく暑そうだった」と返答。埼玉出身で、東レ入社以来、静岡県内に住んで20年近くになる米山さんは「来る時は富士山があるところと思ったら、やっぱり、富士山がありました」と、会場を沸かせた。
トークショーを終えた元バレーボール日本代表選手は「県内の中部地区で東レを認知してもらう上で、すごく貴重な会だった」と、感謝。今季のB2リーグ開幕が県武道館で福岡と対戦する鍋田は「10月2、3日はぜひ、会場に来てください」と、ファンにアピール。今後もスポーツで県内を盛り上げていくことを誓っていた。(塩沢 武士)
〇…イベントではワークショップのほか、おにぎりやスイーツなどの出店が並んだ。