水泳の世界選手権(シンガポール)に出場した飛び込みの日本代表が4日、羽田空港に帰国した。混合団体では坂井丞(ミキハウス)、西田玲雄(岡三リビック)、三上紗也可(日体大大学院)、金戸凜(セントラルスポーツ)の日本が銅メダルを獲得。

チーム最年長、32歳の坂井は世界水泳初のメダルを首にかけ「ようやくメダルを取って帰ってこられて、うれしい」と白い歯をこぼした。

 男女の3メートル板飛び込みと混合シンクロ板、男女の高飛び込み、混合シンクロ高の計6回の試技で競う混合団体。普段は個人で争うことの多い飛び込みだが、チーム戦で「緊張しながら飛んでいた」と西田。三上は「緊張で飛ぶ10秒前まで、丞さんに『やばいやばい』と言っていました」と明かしたが、チーム一丸で乗り越えた。金戸は「みんなの為に飛ぶことの楽しさ、ワクワクがあった」という強心臓っぷりで、銅メダルに貢献した。

 メダル獲得を受け「反響は分からないけど、インスタグラムのフォロワーは200人くらい増えました」と笑いを誘った金戸。9度目の出場で悲願のメダルをつかんだ坂井は「男女を通じて、強いというところを見せられたと思う。日本のレベルを証明できた大会だった」と、胸を張った。

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