大相撲の夏巡業は4日、岐阜メモリアルセンターの「で愛ドーム」で行われた。関取衆の申し合い稽古も始まり、幕内・琴栄峰(佐渡ケ嶽)は計7番取った。

巡業参加は兄弟子の大関・琴桜の付け人で同行して以来で、幕内力士としては今回の夏巡業が初めて。「いろんな人とできるチャンス。上位の方の圧力を肌で感じて、技術も見て盗めたら」と胸を高鳴らせた。

 名古屋場所では兄・琴勝峰(佐渡ケ嶽)が初の賜杯を抱いた。場所後は出身地の柏市や部屋のある松戸市で表敬訪問に同行。「すごくたくさんの人が来ていて、目に見えて地元の方たちが応援してくれていた。地元に応援していただくのは一番うれしいこと。『俺も頑張ろう』という気持ちになった」と、大きな刺激を受けたと明かした。

 新入幕の先場所は東前頭17枚目で6勝9敗の負け越し。秋場所(9月14日初日・両国国技館)は十両陥落が濃厚だ。兄弟での優勝争い、自身の初Vの夢への挑戦は仕切り直しとなるが「しっかりまた幕内に戻って、いい相撲を取れるように頑張りたい」と誓った。

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