【エルムＳ】半兄が砂でオープン戦勝利のトロヴァトーレ、初ダートも血統的下地は十分
トロヴァトーレは初砂の重賞に向けて順調 画像（1枚）

◆第３０回エルムＳ・Ｇ３（８月９日、札幌競馬場・ダート１７００メートル）

　第３０回エルムＳ・Ｇ３（９日、札幌）で初めてのダート戦に挑むトロヴァトーレ。今年のダービー卿チャレンジＴで重賞を勝ち、その勢いで前走は安田記念にも出走したが、折り合いを欠いたのが響いて１７着に大敗した。

　砂路線への投入は「去年、ダートに切り替えるという話もあった。ちょうどこのタイミングかな、と思って」と鹿戸調教師が以前から温めていたプランだった。半兄のライツフォルはダートのオープンを勝って活躍しており、血統からはこなせる下地があるのは心強い。

　今回は６戦３勝のルメールと４戦ぶりのコンビ。函館で調整されており、「問題なく順調にきている。体も前回と同じくらいで出せそう」と仕上がりは上々だ。「ダートで違うところをみせてくれたらと思います」と指揮官は期待を込めた。新たな場所で輝きを放つ。

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