◆プロボクシング ▽ライト級(61・2キロ以下)8回戦 ●木村吉光(判定1―2)ファン・ションカン〇(4日、東京・後楽園ホール)
元東洋太平洋、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の木村吉光(28)=志成=が、ノンタイトル8回戦でファン・ションカン(27)=中国=に1―2の判定負け。「今までで一番ショックかもしれない」と悔やんだ。
ライト級転向2戦目の木村は、初回は左を上下に打ち分け上々の滑り出しを見せた。しかし「スタミナが切れていた」と中盤以降はギアを上げることができず、過去にウエルター級でも試合をしていたファンの前進を許す展開が続いた。ジャッジの採点は1者が78―74で木村を支持したが、残る2者は77―75でファンを支持した。
木村は試合後の控室で「効いたパンチはひとつもなかったが、スタミナ切れ。下がっていたから見栄えも悪いし、ポイントを取られたかも。手も出ていなかった。下がるクセがついて、真ん中で組み立てることをしていなかった。ぶっつけ本番で真ん中で作るのは厳しかった」振り返った。
「今後はとりあえず、いろいろ考えます。楽しみにしてくれていたみんなに申し訳ない。勝てる試合だったのに。申し訳ないです、ホント」。
戦績は木村が16勝(10KO)4敗1分け、ファンが9勝(6KO)3敗。