中日、楽天、オリックスで活躍した山崎武司さんが9日放送のフジテレビ系特番「ジャンクSPORTS プロ野球トーク日本一決定戦OB大集結SP」(午後7時)に出演。巨人(当時)ガルベス投手との伝説の大乱闘を振り返る一幕があった。

 今回はプロ野球の大物レジェンド27人が集結し、今ならアウトの昔の常識や伝説のプレーを自らが解説する2時間特番。

 1996年5月1日の中日―巨人戦でのガルベスの頭部付近への投球に激怒。マウンドに歩み寄り殴り合いになった映像が流されると、「これも伏線があるんですよ。この前のイニングにジャイアンツの落合(博満)さんにうちの投手が当ててるんですよ。で、その次の先頭が僕だったんですよ」と話し出した山崎さん。

 「その時にベンチで『絶対にここ(危険球が)来るから、みんな、俺行くからお願いしますね』って言って、バッターボックスに入ってたんですよ」と続けたところでMCの浜田雅功が「ちょっと待って。野球の話?」と問いかけた。

 「来るって分かってたんで。『頼みますよ。僕行くからね。みんな来てよ』って言って。そしたら、案の定、(頭部付近に投球を)通されたんです。

いろいろ考えて。『ガルベス、右(のパンチ)で来るな』とかって、ずっと思ってたんですよ」と続けると「で、右のパンチが来た瞬間に、かわして行く(逆に殴る)ってシミュレーションをしてたら、ガルベス、なんと左で殴ってきたんですよ」と振り返った。

 「よく考えたら、ピッチャーって右手は命じゃないですか? だから左で来るんですけどね」と、しみじみ話していた。

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