◆明治安田J1リーグ▽第25節 広島0―0清水(10日・Eピース)

 6日の天皇杯4回戦(Eピース)で顔を合わせた両チーム。天皇杯では広島が3―0で勝利し、8強進出を決めており、中3日での再戦となった。

 雨の中の一戦は前半9分、広島は左サイドでボールを持った22歳FW中村のクロスをFW木下が中央で頭で合わせたが、これはGK梅田がキャッチ。清水は45分、左CKをMF山原が右足で蹴り、中央でDF高木がドンピシャヘッドで合わせたが、GK大迫がビッグセーブでしのいだ。前半は0―0で折り返した。

 後半17分、広島は途中出場の19歳MF中島のパスを受けたFW中村が左サイドから右足シュートを放つも、これは枠外となり決定機を逃した。その後もゴール裏のサポーター側に向かって攻め続けた。同36分には左サイドで持ったMF東のクロスからFW前田が左足で合わせたが、GKにキャッチされた。41分には清水DF北爪に1対1で抜け出されるピンチもGK大迫がセーブした。終盤は一進一退の攻防が続くも、試合はスコアレスドローに終わった。

 広島のミヒャエル・スキッベ監督は「大きなチャンスはあったが、決めきれるだけのクオリティーがなかった。逆に清水の方にもチャンスがあり、素晴らしいシュートを打っていたが、うちのGK(大迫)敬介が良いセーブをした。0―0の結果から見れば、もしかしたら退屈で面白くない試合に見えるかもしれないが、今日の試合に関して言えば、お互いがたくさんのチャンスを作り出し、最後の最後まで勝利を目指して戦った良いゲームだと思う」と振り返った。

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