◆明治安田J1リーグ▽第25節 FC東京0―1鹿島(10日・味の素スタジアム)
鹿島は後半36分に途中出場のFW田川亨介が決勝ゴールを挙げ、FC東京を退けて1―0で勝利し、首位に再浮上した。
採点と寸評は以下の通り。
鬼木達監督【6・0】苦しみながらも大きな勝利。HTの2枚替え決断により、後半の1人ずつの投入で、ジワリジワリと勝ち筋に近づけることができた
GK早川友基【7・0】相手の枠内シュート3本を右手、左手、右足でシャットアウト。技術でたぐり寄せたクリーンシートと勝ち点3。MOM
DF小池龍太【6・5】インターセプトでチームに火を付け、前進時のアイデアも豊富
DF植田直通【7・0】1on1、全勝。鬼迫とは、鹿島のセンターバックとはまさにこのこと
DFキムテヒョン【6・0】立ち上がりは相手に翻弄され、修正にも時間を要したが、植田に触発されるように目の前の相手を潰すプレーで後半から復権
DF小川諒也【6・0】長友は手練れだったが「クロスを上げさせない」という意味ではもう一歩、もう半歩。キックではアシスト未遂2度と奮闘
MF三竿健斗【6・0】守備面では、いてほしいところにしっかりといた。前半は苦しんだが、ほころびは見せず
MF舩橋佑【5・0】「出る杭は輝く」のが鬼木アントラーズ。個性を、オリジナリティーを、俺の長所はこれだぜ、をもっと
MF荒木遼太郎【5・5】前半だけで交代。後半に出ていてもそれなりに出来ただろうが、荒木より松村が求められる盤面だったことは確か。無念
FW鈴木優磨【6・0】交代5人制の昨今、途中から入る選手には途中から入る選手の、ピッチに残された選手には残された選手の使命がある。最後に大仕事
FWチャヴリッチ【5・5】前4枚が流動的に動けるからこそ、どうしても戦術的に不憫なポジションに配置される時間帯が長かった。それでもやってもらわないといけないのだが
FWレオセアラ【5・5】フィットするとかしないとかの次元にいる選手ではないが、視野と選択肢だけは広く持っておきたいところ
MF知念慶【6・0】後半開始時IN。
MF松村優太【6・0】後半開始時IN。出場45分でスプリント18本の荒稼ぎ。前半不在だった「掻き乱し役」として疾走
FW田川亨介【7・0】後半16分IN。途中出場で空回りする姿は過去の話。今季3度目の決勝点は、またも爽快感ある鮮やかゴール
MF樋口雄太【6・0】後半30分IN。ゴールシーンの陰の立役者。スローインのゆったり感に相手が合わせてしまったところでの急加速で勝負あり
MF溝口修平【6・0】後半34分IN。出場時間短く採点なし
飯田淳平主審【6・5】大雨で視界不良の環境でもさすがの貫禄。ゴール後に寝そべって煽る選手がいなくてホッとしたことでしょう(前回の鹿島戦担当は横浜FC戦)
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)