11日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でプロ初先発する日本ハムの孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)が10日、平常心でのプロ初勝利を誓った。投球数は「90」をメドにマウンドに上がる。

最速157キロで「台湾の至宝」と評される右腕はこの日の最終調整を終えて「普段と同じような感じで、特に他の気持ちはない」と静かに闘志を燃やした。

 5月22日のソフトバンク戦(エスコン)で2回無失点デビュー。その後も全て中継ぎで計7試合で4ホールド、1セーブ、防御率2・57。2軍では5試合の先発で防御率2・14をマークした。

 首位攻防3連戦の2戦目は、3安打完封負け。ソフトバンクとのゲーム差は3に広がった。新庄監督は「(ソフトバンクは)あんまり新しいピッチャーは得意としていないかなって。あとは期待感」と抜てきの理由を説明した。9年ぶりのリーグ優勝へ同一カード3連敗を阻止するべく台湾出身の20歳がマウンドに上がる。

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