◆米大リーグ マリナーズ6―3レイズ(10日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 メジャー通算3089安打を誇り、アジア人選手として今年1月に初めて米野球殿堂入りを果たしたマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が10日(日本時間11日)、本拠地・レイズ戦の試合前に始球式に登場した。

 背番号「51」が日本人選手としては初めて永久欠番となったイチロー氏。

来年同じ「51」が永久欠番となるR・ジョンソン氏が捕手役を務めると、プロテクターをつけたレジェンド左腕に力強い投球を披露。球場の球速表示は「51マイル」と演出が施された。球団インスタグラムでは球場の通路で2人がキャッチボールして準備を整える様子も公開された。

 今カード、レイズとの3連戦は「イチロー・ホールオブフェーム・ウィークエンド」として開催され、前日9日(同10日)には永久欠番式典が行われた。来年にはバットを立てて構えるポーズの銅像が建立されることも発表されている。

 イチロー氏はこの日、日米メディアの会見にも臨んだ。約36分に及んだ質疑応答の中では「想像もしてなかったことですけど、センターに昨日『51』のプレートって言うの? あれを飾っていただいて、さらに銅像を建てていただけたら僕はもう死んだ後も安心だなと思いました」と笑いを誘った。

 この日の試合はローリーが初回にメジャートップ独走の45号2ランを放つなどして快勝。イチロー氏のイベントを3戦3勝で飾った。

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