テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は11日、広陵高(広島)が10日、第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)の出場辞退したことを報じた。

 番組では部内での暴力事案が判明していた広陵が出場辞退した理由の一つとしてネット上の誹謗(ひぼう)中傷があったことを紹介。

そして「生徒、教職員、地域の方々の人命を守ることが最優先だということを踏まえ、辞退に踏み切る決意をしました」という同校の堀正和校長の言葉も伝えた。

 これに元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏は「なんかモヤモヤするんですよね」とひとこと。そしてSNS上で別事案が拡散され、現在第三者委員会で調査中であることをふまえ「総合して考えると誹謗(ひぼう)中傷だとか爆破予告とかが一番まずいのではないかと思っているんですよ。それは正義感があって許せないと思うのかもしれないけど、調査の結果として本当にあったのかどうかも分からないですよね」と問いかけた。

 司会の羽鳥アナウンサーは「そうですね。調査の結果による辞退ではないです」と返答。玉川氏は「もし(別事案が)なかったとして、例えばデマを流した人たちは責任を取らなきゃいけないですね」と私見をきっぱり。

 司会の羽鳥アナウンサーは「SNSをちょっと間違った正義感で使っている人がいる可能性があるという…」と尋ねるように加えた。玉川氏は「それは分からないです。今の時点では結果として暴力があったという話になるとSNSは正しかったとなるかもしれませんが、今の段階では裁けないということだと思います」と見解を述べた。

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