◆米大リーグ ドジャース4―5ブルージェイズ(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が10日(日本時間11日)の本拠地・ブルージェイズ戦で「1番・DH」で先発出場。リーグ最多タイ41号となる初回先頭アーチ含む2安打1打点1盗塁の活躍を見せたが、最終9回の絶好機を生かせなかった。
サヨナラの絶好機に立ちはだかったブ軍の23歳新人左腕フルーハティは試合後、「満塁でショウヘイ。厳しい状況だったけれど、自分はとても興奮していて、すごくテンションが上がっていた。正直、意識が飛んでいて、そこで何が起きたのか全く覚えていないんだ」と、興奮冷めやらぬ様子だった。
ドジャースが1点を追う9回は8回途中からマウンドに上がったホフマンが大荒れで、3四球で1死満塁。大谷が打席に向かうと、今季デビューの救援左腕フルーハティが8番手でマウンドへ。フルカウントから2度ファウルで捉えきれず、9球目は見逃せば、同点の押し出し四球となる低めスライダーに手を出し、大谷のバットが空を切った。一気に流れが変わると、続くベッツも三ゴロに倒れた。
大仕事をやってのけたブ軍新人左腕は「本音を言えばダブルプレーをとりたかったけれど、翔平をアウトにできてクールだった。彼は球界屈指の打者だから、絶対にミスはできなかった。毎回、意識を失うように、投げていきたい(笑)まだ汗が止まらないよ」と、充実の汗をぬぐった。