歌手で俳優の福山雅治が11日都内で行われた映画「ブラック・ショーマン」(9月12日公開、田中亮監督)完成報告会に女優の有村架純と登壇した。

 作家・東野圭吾氏の人気小説を原作にした映画。

ドラマ化&映画化された「ガリレオ」シリーズの主演と原作者の黄金コンビが、再びタッグを結成。福山は、かつて米ラスベガスで名をはせた一流マジシャン・神尾武史を演じる。

 この日もマジックで登場した福山は「今日はじめてやりました。できますよね?って空気だったので。成功してよかったです」とあんどの様子。映画については「ずばり、面白かったです」と自信をみせた。

 「ダークヒーローを演じてみたい」という福山の言葉から東野氏が原作を仕上げたという本作。福山は「(ガリレオの)湯川さんがダークサイドの人間だったらどうなっちゃうんだろうと思った。もしあったらいいですよねって遠くを見つめながら言ったんじゃないですかね」と笑って話した。

 有村演じる神尾真世の父親であり福山演じる武史の兄は仲村トオルが演じる。父が殺される真世役の有村は「勝手ながら仲村トオルさんを待ち受け画面にさせていただいていた。父がすり込まれていく感覚でした。

トオルさんの写真に助けられました」と役作りの方法を明かした。

 また、有村について聞かれた福山は「有村さんは力がある。偉そうに感じたらすいません。ほんとに力があると思いました。トオルさんの(写真の)お話も僕は初めて聞いたのですが、(有村の)心からのお芝居に甘えさせてもらった」と語った。

 有村は「恐縮です。ありがとうございます」と感謝し、「以前、報知映画賞の授賞式でお会いした際に、(福山と)『いつかご一緒できたら』と話していた。かなうのが速くて、ご縁があってよかったなと思った」と22年主演男優賞、主演女優賞をそれぞれ受賞した報知映画賞で交わした言葉を振り返り、初共演を喜んだ。映画撮影での福山については「圧倒的な存在でした」と話した。

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