大会本部は11日、今大会5日間にわたって実施した2部制の試合について概要を公表した。
昨夏は3日間だった2部制の試合を、今夏では6試合に拡大。
15試合のうち選手の熱中症疑いは計8件。内訳は第1試合で2件、第2試合では1件、第3試合では4件、第4試合では1件と、午後4時15分試合開始予定だった第3試合での発症疑いが最も多い形となった。昨夏の第5日終了時の熱中症疑いは計20件(試合数は17)だったため、単純比較で12件の減少となった。
観客の熱中症疑いは5日間で計19件だった。昨夏の71件と比較して52件の減少。同本部は昨年5日間の平均気温32・3度が今夏は30・3度にとどまった点も減少の要因としたが、「2部制の効果が見られるともとれる」とした。
15試合のうち、最も遅い試合終了時刻は第4日の高知中央(高知)―綾羽(滋賀)の午後10時46分だった。延長10回タイブレークまで試合が続いたことや、第3試合途中で雨天により67分間の中断があったことが大きく影響した。同試合は試合時間が確認できる1953年の第35回大会以降、最も遅い試合終了時刻となった。