女優の広瀬すず、吉田羊が11日、長崎の平和公園平和祈念像を訪れ、献花に参加した。2人は1950年代の長崎などが舞台となった映画「遠い山なみの光」(石川慶監督、9月5日公開)に出演している。
雨が降るなか、献花を終えた広瀬は「撮影では長崎に来ることができなかったので、ようやく訪れることができ、手を合わせることができたことを光栄に思います」とコメント。「映画を通じて改めて世界中の皆さんにこの場所で起きたことを知ってもらうきっかけになれば」と呼びかけた。吉田は「戦後80年の節目の年に平和祈念像に献花する機会をいただき、光栄に思います」と感謝。「原爆で亡くなられた多くの方を思い浮かべました。長崎が最後の被爆地であってほしいと強く願いたい」と思いをはせた。
2人は、同日行われた原作朗読会、特別試写会にも出席した。