◆JERAセ・リーグ 巨人0―2中日(11日・東京ドーム)

 中日が完封リレーで4位に浮上した。4月27日以来の先発を任されたメヒアが5回4安打無失点で、4月6日以来の2勝目。

6回から4人のリリーフ陣も無失点でつないだ。9回に登板した松山は3者凡退で30セーブ目。セーブ機会の失敗がないまま、節目に到達した。打線は不調の岡林を今季初の7番に起用。4回に細川が先制二塁打を放ち、5回に山本が3号ソロを放った。

 以下は試合後の井上一樹監督の主な一問一答

―メヒアが約4か月ぶりの勝利

「きょうの勝利はメヒアに尽きますね」

―中継ぎで起用していたが、9連戦中に本来の先発に

「2軍で頑張ってくれていて、でもなかなか1軍に上がれなくてテンションが下がっているとも聞いていて。そこで、中継ぎでという俺の発想で無理をいったけど。9連戦で誰かが穴を埋めないといけないというところで。メヒアは東京ドームが初めてか。そういう一抹の不安はあったけど、この先発にかける思いが見られたと思います」

―5回で交代。もともと長く投げさせるつもりはなかったか

「引っ張るつもりはなくて、3回か4回くらいかなと思っていたけど、ノリノリのメヒアを見せてくれたから」

―10日に逆転負けを喫したリリーフ陣も無失点

「意識するなといってもするものですど、つないでいった中継ぎ陣、もちろん最後の松山もよく投げてくれました」

―松山が30セーブ

「途中、チームを離れたけど、30セーブを目標にはしたいないと思うので。残りの40試合の中でまだまだチャンスがあると思う。

体調も見ながら投げさせていきたいと思います」

―失敗がない

「確実に45試合投げて防御率0・00なんて投手はいないから。その中で、これだけの確率の高さでセーブを成功してくれるのは頼もしいの一言です」

―リリーフ全体に好影響

「ブルペンの様子がどうなのかは分からないけど、こちらとしては計算する上で、ケツに晋也がいるという計算をしたいので。存在はすごく大きいと思います」

―打順を組み替え

「言われているのは岡林のことでしょうけど。7番は(今年)初めてだけど、1番から3番を打たせていたのを、ちょっと気分転換と言ったらおかしいですけど。思い切っていきました」

―代役の3番はボスラーが適任か

「そこもジェイソンに限らず、相手投手と現状の調子を見ながら組もうとは思っています」

―山本が東京ドームで今季3本目の本塁打

「名古屋が本拠地のチームなんですけどね。疲れもありながら、ヘロヘロと言われながらも頑張ってくれています」

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