東京Vの城福浩監督が11日、天皇杯4回戦の名古屋戦(13日・味スタ)に向けて決意を示した。

 9日の横浜FM戦(1〇0)から中3日で迎える一戦にして、天皇杯から中2日で敵地での京都戦(16日・サンガS)が控える厳しい日程。

新戦力のFW寺沼星文(しもん)、DF井上竜太、27年からの加入が内定し、特別指定選手で登録されている日大のFW平尾勇人も規定で出場できないこともあり、一発勝負の名古屋戦のメンバー選定から難しくなるが、指揮官は「中2日でやるという中でギリギリの判断をしたい。誰をどこまで引っ張るか、90分間やりきらせる選手、途中交代でゲームチェンジャーになる選手、ここは本当にスタッフとよく話し合って、ゲーム状況を見ながら起用していかないと。我々の死力を尽くして、天皇杯と週末のゲームを両方いい結果で終わらせられるようにしたい」と決意を示した。

 今季名古屋とのリーグ戦は今季1勝1分けで勝ち越しているが、過密日程を戦う上での選手層の厚さは名古屋に分がある。それでも「相手の経験値、ネームバリューは関係なく、自分たちにフォーカスして、我々のテンポで。90分やれる選手が60分でガス欠になるくらいの試合をやらないとおそらく対等に出来ない。我々も次のラウンドに行くという強い意志を持ってやりたいですし、これをきっかけに、このチームの立ち位置を変える選手が一人でも二人でも出て欲しい」と話した。

編集部おすすめ