欧州スーパー杯は13日、イタリアのウディネで行われ、昨季の欧州CL王者のパリSG(フランス)が欧州リーグ覇者のトットナム(イングランド)と対戦し、2―2からのPK戦を4―3で制して初優勝した。

 昨季はチェルシーに敗れたクラブW杯決勝(7月13日)まで戦ったパリSGは、まだ新シーズンの準備が進んでいない影響か、前半は2点のリードを許した。

セットプレーから前半38分にトッテナムのオランダ代表DFファンデフェン、後半3分にも同アルゼンチン代表DFロメロに得点を許し、一時は0―2とリードされた。

 パリSGは後半途中からは押し込む時間帯を増やすと、後半40分に途中出場の韓国代表FWイガンインが左足で強烈なミドルシュートを決めて1点差に。さらに同アディショナルタイム。右サイドのポケットを取ったフランス代表FWデンベレの高速クロスに飛び込んだポルトガル代表FWラモスがヘッドで決めて追いつき、PK戦に決着は移った。

 パリSGは昨季のCL制覇を支えたイタリア代表GKドンナルンマが、ルイスエンリケ監督の構想から外れて移籍可能性が高まっており、この試合はメンバー外。代わってリールから加入した23歳のフランス代表GKシュバリエが、トットナム3人目のキッカー、ファンデフェンのキックを完璧に止めて勝利を呼び込んだ。またトッテナムも昨季エースでキャプテンの韓国代表FWソンフンミンが米ロサンゼルスFCに移籍。J1川崎から加入した日本代表DF高井幸大は足底筋膜炎で離脱しており、メンバーに入らなかった。

◇PK戦

【トットナム】

ソランキ 〇

ベンタンクール 〇

ファンデフェン ×

テル ×

ポロ 〇

【パリSG】

ヴィティーニャ ×

ラモス 〇

デンベレ 〇

イガンイン 〇

ヌーノメンデス 〇

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