鹿島は14日、第26節福岡戦(メルスタ)に向け、茨城・鹿嶋市内で調整を行った。
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12日に横浜FMからの完全移籍加入が発表されたFWエウベルについて、鬼木達監督は「質が高い選手。
横浜FMでは左ウィングを中心に、右サイドやトップ下でのプレーもあったが「左が多くなると思う」と左サイドでの起用をメインとしていく方針だ。
クラブはエウベルに対して“理想的プレー集”の映像を編集し、擦り合わせを行ったという。エウベル側からも、鬼木監督に対して自身に求められることを確認する質問があったようだ。
この3日間のエウベルのプレーを見た指揮官は「やっぱり質は高いと率直に思いました。人柄も非常にいいというか、かわいらしい感じで(笑)」と笑顔を浮かべ「攻撃でも守備でもアグレッシブに戦うチームだよという話は伝えて、共感してくれていると思います。日本にも長くいるので、スムーズに入ってくれるかなと思っています」と見据えた。
スピードを生かした突破力を持ち味とするエウベルは、今季18試合出場1得点。シーズン序盤は出場機会に恵まれなかったが、リーグ戦直近6試合は先発出場していた。
2021年の来日以降、今季で5年目を迎え、J1通算144試合出場25得点を誇るブラジリアンアタッカーは「チーム一丸となり、たった1つの目的、優勝を達成したい」と意気込みを語った。