J1町田は14日、東京・町田市内で次節のC大阪戦(16日・Gスタ)へ向けた調整を非公開で行った。前節の神戸戦(2〇0)では、MF中山雄太とFW相馬勇紀のゴールが光り、リーグ首位を撃破。

C大阪戦ではクラブ新記録の7連勝と公式戦10連勝を狙う。

 新たな実力者も加入した。町田は12日にG大阪からイスラエル代表MFネタラビを完全移籍で獲得。13日から早速チームに合流し、汗を流した。黒田剛監督は「うまい。ボールを扱うのが上手というのが第一印象。体も絞れているから、オフの(サッカーを)やらない時期をサボっていたという体型ではない。きちっとトレーニングはしてきたんだろうなという印象がある」と話した。

 開幕から5人(前寛之、下田北斗、白崎凌兵、仙頭啓矢、中山雄太)がボランチの位置で出場。一方で、ドリブルやターンなど、攻撃面で特長を持つラビのようなボランチは少なかった。さらにリーグ戦、天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)を戦う上で疲労も懸念される。原靖フットボールダイレクターも「最も疲弊するであろう心臓部であること、チームに多くの効果をもたらすということでこういうポジションになった」と獲得の理由を説明したように、ラビの加入は大きなプラスとなる。

 G大阪とはチームのスタイルが異なることから、「ランニングのクオリティーとか、修正とか、準備とか、求められることが真逆かもしれない。やってきたトレーニングも全く違うかもしれない」と指揮官。焦らず、徐々にチームになじませていく方針だという。しかし、「必ずトレーニングの中で順応できると思っているし、それだけのクオリティーと能力を持った選手。一日でも早く順応していくことを我々も期待しながら、色々なことを彼に要求しながらやっていきたい」と期待も示した。

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