J1横浜FMのFWヤンマテウス(26)が、退団する見通しであることが17日、分かった。複数の関係者によるとカタールリーグへの移籍が濃厚となっている。

22年8月に加入し、右サイドの攻撃的な位置でチームの中心を担い、先発した16日の清水戦(3〇1)でもチームをけん引。しかし、試合後に涙を流す姿を見せていた。退団が決まれば、同戦を最後に3季過ごしたチームを去ることになる。

 チームは一時最下位に転落し、現在も降格圏内18位と苦しいシーズン中を過ごす中で変革の時を迎えた。23、24年はヤンマテウスと共にアンデルソンロペス(31)、エウベル(33)のブラジル人で3トップを形成。2位だった23年はリーグ最多、9位だった昨季もリーグ3位タイの得点数をマークしていたが、7月にロペスがシンガポール1部ライオンシティへ、8月にはエウベルがJ1鹿島へ移籍。今季24試合で5得点3アシストの左利きアタッカーの流出も決まれば、異例の主軸3人がシーズン中にチームから離れることになる。

 今夏に谷村海那(27)、ユーリ・アラウージョ(29)、ディーン・デービッド(29)のFW3人を補強。さらにJ2磐田のMFジョルディ・クルークス(31)の獲得にも乗り出しており、新戦力と共にJ1残留を目指すことになる。

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