◆明治安田 J1リーグ▽第26節 岡山2―1柏(17日・JFE晴れの国スタジアム)

 ホームの岡山が、柏から勝ち点3を奪った。前半戦のリベンジに成功し、今季3度目の連勝。

後半36分から出場のFWルカオが決勝点を挙げた。

 雷の影響で1時間半遅れで開始した試合は、4分に先制した岡山が前半からペースを握った。ボールを保持する柏にハイプレスを有効的に仕掛け、2人目、3人目のカバーも素早い。上位の相手にほとんど何もさせない試合運びだった。

 1点リード、柏の攻撃のテンポも徐々に上がっている中で迎えた後半45分。相手のヘディングシュートをGKスベンドブローダーセンがキャッチ。すると、「迷いなく。1対1の状況だったのと、彼のフィジカルの強さは十分に分かっている」と前線で待つルカオの元へロングボールを蹴り込んだ。狙い通り、頭でクリアを試みた相手GKとの競り合いをルカオが制すと、右足で冷静に流し込んで追加点。その後1点を返されたが、このゴールが決勝点となった。まさに191センチ、91キロの素材を生かしきった得点。1本のパスから1人で得点までやってのけ、“重戦車”たるゆえんを存分に見せつけた。

試合後、ルカオは「全員の力で素晴らしい勝利を獲得できた。最後に得点できて本当にうれしく思う」と、笑顔で胸を張った。

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