吉本興業は20日、お笑いコンビ「ダウンタウン」(松本人志、浜田雅功)によるインターネット配信サービス「ダウンタウンチャンネル」を11月1日から開始すると発表した。松本は昨年1月8日から、週刊誌との裁判準備に専念するため、芸能活動を休止している。
発表によると、動画配信は定額制の独自プラットフォームで、ユーザー参加型の機能や過去の人気番組を見ることもできる。視聴可能な端末はスマートフォン、パソコン、テレビなど。吉本興業は番組制作の拡大とフォーマットなどの海外展開を目指し、「コンテンツファンド」を組成しており、数十億円の規模での資金調達に成功している。今回の事業にもその資金を活用するとしている。
松本は昨年12月、芸能ジャーナリスト・中西正男氏のインタビューに応じ、独自のプラットフォームを構築する考えを披露し、浜田とともに「ダウンタウンを見るならここ、という独自の基地局を作る」などと意気込みを語っていた。
松本の不在の間、孤軍奮闘してきた浜田は3月10日に体調不良を理由に活動を休止したが、5月2日、復帰した。10月19日からは東京・麻布台ヒルズ ギャラリーで初の個展「浜田雅功展『空を横切る飛行雲』」を開く。
◆コンテンツ・ファンド 番組などを投資対象として資金を募り、その資金を活用してコンテンツを完成させ、収益を投資家に分配する仕組み。吉本興業が対象とする番組はバラエティー、映画、アニメ、ドラマ、ライブコンテンツ、リアリティショー、縦型ショートドラマ、ウェブトゥーン、ゲーム、AIなど。先進技術を利用した番組制作も支援する。
◆吉本興業ホームページに掲載された内容
新配信サービス「ダウンタウンチャンネル(仮称)」開始のお知らせ
弊社所属 ダウンタウンによるコンテンツを有料配信する新サービス「ダウンタウンチャンネル(仮称)」を2025年11月1日(土)に開始することが決まりましたのでお知らせします。
本サービスに向けて、サブスクリプションに対応した独自の配信プラットフォームを新たに構築しました。ユーザーが参加できる機能も取り入れており、スマートフォン、パソコン、テレビで視聴できます。
また、ダウンタウンチャンネル(仮称)で配信する新たなコンテンツに関しては、弊社が組成し、国内外の企業から出資していただいたコンテンツファンドの資金を活用して制作してまいります。
サービス名称、料金、コンテンツの内容等の詳細は決まり次第、改めて公表させていただきます。ぜひ、新配信サービスにご期待ください。