女優の菅野美穂と俳優の赤楚衛二が20日、東京・新宿ピカデリーで行われたダブル主演映画「近畿地方のある場所について」(白石晃士監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。

 菅野は22日に48歳の誕生日を迎える。

サプライズで生首ケーキが運び込まれると、「なんとユニークな。この映画にふさわしい」とほほ笑んだ。だが、写真撮影のために菅野が生首の顔をのぞき込むと、突然ケーキが乗せられていた台の中から赤い服を着た女性が万歳をする形で出現した。突然の出来事に菅野は「きゃー」と叫び声を上げ、逃亡。司会者から感想を聞かれ、「ヒーハー!」と、なぜかお笑いコンビ・ブラックマヨネーズの小杉竜一の代表ギャグを披露した。そのまま万歳する赤い女性とハイタッチし、無邪気な一面を見せつけた。

 背筋氏の人気小説が原作。とある場所の謎に、オカルトライター(菅野)や雑誌編集者(赤楚)らが迫る場所ミステリーだ。公開12日で興業収入10億円、動員数73・8万人を記録した。菅野は「うれしいですね~。試写会の時はホラーなので、(試写の日程を案内する)はがきが全く減らなくて大丈夫かなと思っていました」と素直に明かし、「夏らしいゾクリとする思いと現実とは全く違うんだと映画として楽しんでいただけると思います」と胸を張った。

 先週末から韓国で上映開始。

韓国で今年公開された邦画実写の中で1位の成績を記録し、「カムサハムニダ!」と大喜び。今週末には台湾でも封切りするため、「のろいが末広がりにアジア全域に広がってほしいです」と願った。

編集部おすすめ