日本ラグビー協会は20日、男子日本代表が11月に予定している「リポビタンD ツアー2025」の欧州遠征において、W杯2連覇の「スプリングボクス」南アフリカ代表と、英ロンドンでテストマッチを行うと発表した。11月1日にウェンブリー・スタジアムで試合を行う。

 日本代表は2015年W杯イングランド大会、1次リーグ初戦で、南アフリカ代表から勝利を挙げる大金星。「ブライトンの奇跡」を成し遂げ、同大会で歴史的3勝を挙げていた。南アメディアは今年、日本と南アが再びブライトンで相まみえる可能性を報道。ただ日本協会土田会長は会場の問題で“再戦”の見込みは薄いものの、スプリングボクスとの対決には前向きなコメントをしていた。

 この日、土田会長は協会を通じて「世界最強の南アフリカ代表への挑戦は、不屈の精神でトレーニングを積み重ねた当時の日本代表チームの自信によって成し得たものと存じます。そしてその勝利への執念が現在の日本代表チームへと引き継がれ、新たな進化を遂げた今の日本ラグビーの姿をウェンブリー・スタジアムでご覧いただけますことを楽しみにしております」とコメント。当時「ブライトンの奇跡」を導き、再び日本の指揮を執っているエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチも「あの10年前の南アフリカ代表との試合が、マイナーなスポーツだった日本のラグビーを、国民的なスポーツへと変えました。再び南アフリカ代表と対戦することは、すべての若い日本の選手にとって夢のような機会となることでしょう」と述べた。

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