俳優の原田龍二が20日、都内で行われた映画「冤罪のつくりかた」(公開日未定、泊誠也監督)の製作発表会見に主演・加藤夏希らと出席した。
同作は、IR汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反の罪で実刑判決が確定した秋元司元衆院議員の著書「事実無根~私はこうして特捜に嵌められた~」が原案のフィクション。
原田は秋元氏をモデルにした政治家を演じる。原田と秋元氏は足立区出身で、身長や年齢も近い。「勝手に親近感を抱いています。秋元さんを知っている人とお話ししましたが、『似ている』と言われました」。この日は役衣装のスーツ姿で登場。関係者から「政治家みたい」と太鼓判を押され、笑顔を浮かべていた。
映画の製作会見では異例の本読みも披露した。専門用語が多いシーン。加藤がかまずに読み切って「言えた~」と満面の笑みを浮かべれば、原田も「言えましたね。これは良かった」と自信につながったようだ。
20分以上の本読みをやり終え、加藤は「顔合わせと本読みって役者人生で一番緊張する日。
会見前にポスター撮影も実施。泊監督は「イメージにすごくぴったり。これから撮影が始まることにワクワクしています。みんなで一緒に傑作を作っていきましょう」と意欲を見せた。