21日放送のTBS系報道番組「Nスタ」(月曜~金曜・午後3時49分)では、この日行われた第107回全国高校野球選手権大会準決勝で日大三(西東京)が4―2で県岐阜商(岐阜)を延長10回タイブレークの末に下した激闘を、県岐阜商の横顔中心に特集した。

 自身も野球経験者で学生コーチの立場で慶応高の指導に携わった経験を持つ井上貴博アナウンサーは、準々決勝で優勝候補筆頭の横浜を下すなど快進撃を続けた県岐阜商について「今大会を通じて記憶に残るチームと言えば、やはり公立校の星・県岐商と言って過言ではないんではないでしょうか」と、まず紹介。

「創部100年の伝統校で通算勝利91勝は全高校の中で歴代4位、公立校ではトップです。最近の甲子園では私立優位と言われてまして、今大会で言いますと、全出場校49校あるんですけど、(公立は)たった6校なんです。長い甲子園の歴史で過去最少でした」と続けると「県岐商には野球部専用のグラウンドはありません。寮もありません。基本的に選手を集めているわけでもありません」と口に。

 「チーム全体として勝利至上主義にとらわれないと言いますか、常に甲子園をとことん楽しんでいる。笑顔がそこにあるので、多分、相手チームとしてはとてもやりづらい不気味なチーム。今大会で一番当たりたくない、ある意味、チームが県岐商じゃないかと思って見ていました」と私見を述べていた。

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