俳優の山田純大と女優の中西悠綺が21日、都内で映画「TSUSHIMA」(山根高文監督、9月5日公開)の完成披露上映会に出席した。

 人類社会に忍び込むAIに翻弄(ほんろう)される人たちを描いた物語。

主人公の新聞記者役を演じた山田は「見ていただくこと分かるんですけど、いろんなことが詰まっている。近未来に起こるんじゃないかと思わせてくれる映画になっていると思います」とアピールした。

 AIへの親しみについて問われると「あんまり使ったことないんですけど、先日、内視鏡検査をしまして病院でAI内視鏡って書いてあった。安心感があった反面、今はお医者さんがAIに委ねている部分があるんですけど、将来的にAIがお医者さんに委ねる時代もあるんじゃないかなと思って、すごく複雑な気持ちになりました」と吐露。撮影が行われた2年前よりもAI技術はさらに進化しており「これからどうなっていくんですかね。そこは楽しみにしています」とうなずいた。

 ヒロインを務めた中西は「チャットGPT」を使うことが多いと告白。「最近、役の関係で髪の毛を明るくしたんですけど、私の顔にはどんな色が合うかなと聞いたら答えてくれたり、手相を入れて『何歳くらいに結婚するかな?』とか聞いたり。何かを調べたいときも親身に答えてくれたり自分で調べるよりも膨大の量を答えてくれる」と愛用ぶりを口にしていた。

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