宝塚歌劇月組ミュージカル「GUYS AND DOLLS」の新人公演が21日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。
2022年入団の第108期生で、4年目の雅耀(みやび・よう)が2度目の新人公演主演を務めた。
トップスターの鳳月から「もっと自分の時間をたっぷり使った方がいいよ」とアドバイスされたことを胸に挑んだ新人公演。雅は「たっぷり時間を使うことで、スカイの自信や存在感にもつながるというのをおっしゃっていただいたので、自分の時間をしっかり使うことを一番に思って演じました」と、充実の笑みを浮かべた。
スカイに振り回される救世軍の軍曹・サラ(本役・天紫珠李)を、23年入団の第109期生・帆華なつ海(ほばな・なつみ)が初ヒロインで好演。雅とともに過去作品を見て研究しており「皆さんと(稽古場で)作ってきたものを、今日はそのまま演じることができたかなと思います。すごく素直にお芝居をすることができて、お客様の温かさにも胸がいっぱいで、すごく楽しかったです」とほほ笑んだ。
スカイに、昔なじみのネイサンが救世軍の軍曹・サラを口説き落とせるか賭けることから始まるハッピーミュージカル。宝塚歌劇でも何度も再演されている人気作で、雅は「課題を一つずつ処理して、東京公演に向けて深めていきたい」と10月16日の東京新人公演に向けて意欲を示した。