俳優の水谷豊(73)が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「相棒」の新シリーズ「相棒 season24」(水曜・後9時)が10月から放送されることが21日、分かった。

 2000年のシリーズ誕生から25周年の節目となる作品。

杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇康文、63)の「黄金コンビ」は、通算11シーズン目に突入する。

 放送回数446話に到達。今や国民的ドラマの地位を築き上げたが、水谷は四半世紀を振り返り「意識して変えたことはありません。無理なく変わってきた…それが作品にとって良かったのだと思います」と回想。「制作陣は一貫して“今”を意識して物語を作ってきた。我々も“今”を生きることに徹してきた。25年はその連続だった」と語った。

 初回SPでは、人間国宝の講談師をめぐる殺人事件が描かれ、右京が人間国宝の講談師に弟子入りするという驚きの展開から幕を開ける。水谷は「これだけ続いてなお、視聴者の皆さんが、今シーズンはどんな『相棒』が見られるかと期待してくださる。先が読めない奥行きの深さこそが、相棒ワールドの、相棒ワールドたるゆえんですね。新シーズンでは一体何が起きるのか、私自身も楽しみにしています」と期待した。

 連日の猛暑で、寺脇は「フライトジャケットを着ているので、撮影が終わる頃には汗びっしょり」と笑う。

「ただその瞬間、瞬間を右京と薫として生きてきた。とにかく2人で目の前の事件に取り組み、今の時代を生きていくのみです」と誓っていた。

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