ゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる14歳の須藤弥勒(ゴルフ5/太陽自動車)が21日、次週の日本女子プロゴルフツアー、ニトリレディス(28~31日、北海道CC大沼C)に向けて意気込みを明かした。すでにコース入りして練習ラウンドを行った弥勒は、パー73ながら6955ヤードと女子トーナメントとしては異例の長さとなったモンスターコースについて「とにかく長いです」と苦笑い。
今週、北海道CC大沼Cでは雨が多く、難コースはさらに難度が増している。「芝は本州と違って、粘っこい。どのホールも長いので、振らないと届かないですが、振ればそれだけ曲がる可能性も高くなるし…。あと1週間、コース攻略について、いろいろ考えます」と神妙に話した。群馬県内の自宅で待機する父・憲一さんは「まだ、14歳になったばかりで、体は出来上がっていません。あまり細かいことを気にせずに、当たって砕けろ精神で、伸び伸びとやってきてほしい」とエールを送った。
弥勒は昨年の今大会でデビュー。85、78と苦しんだが、第1ラウンドの7番パー5(588ヤード)でプロツアー初のバーディーを奪うなど見せ場もつくった。2年連続出場となるニトリレディスの大会ポスターには、小祝さくら、菅楓華らニトリ所属のトップ選手とともに掲載され、存在感を発揮している。文字通り、ニトリの「看板選手」のひとりとして、モンスターコースに挑む。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。