◆テニス ▽全米オープン(25日、米国・ニューヨーク)

 世界ランキング149位の西岡良仁(ミキハウス)は1回戦で敗れ、2019年以来6年ぶりの全米勝利はならなかった。対戦成績3勝3敗、現在2連勝中と相性がいい同17位のフランシス・ティアフォー(米国)に3-6、6-7、3-6のストレートで敗れた。

 第1セットを落としたが、第2セットに、西岡は2本のセットポイントを握った。チャンスはあったが、相手の攻撃に耐えきれず。その2本を逃し第2セットを落とすと、西岡に反撃する力は残っていなかった。

 過去3勝3敗と五分の対戦成績で、昨年のアトランタ、今年のダラスと連勝中。相性の良さから、この日も金星が期待された。しかし、現在の西岡は、3月の米マイアミの大会から12大会に出場し、1勝12敗。右肩と腰を痛めたことが影響した。

 復活途上で、世界ランキングも100位以下に転落。その状況で、さすがに世界の強豪と対等に戦うのには、精神力や忍耐力が不足していた。相手に19本のサービスエースをたたき込まれ、力尽きた。

編集部おすすめ