早大時代に箱根駅伝で活躍し、競技者としては資生堂やエディオンなどで多くの好選手を育成した東海大静岡キャンパス教授の川越学さんが22日に亡くなったことを、娘で女優の川越美結が自身のSNSで明かした。川越は「皆さまへご報告申し上げます。

父川越学は、2025年8月22日、出張先にて急逝いたしました。享年63歳でした。あまりに突然のことで、未だ現実を受け止めきれずにおります。葬儀は近親者のみで執り行い、静かに見送らせていただく予定です。生前にお寄せいただきました温かいご支援、ご厚誼に心より感謝申し上げます」などと記した。

 25日には川越さんが監督を務めていたエディオンも訃報(ふほう)を発表。「川越氏が生前に残された多大なるご功績に対し、改めて心からの敬意と感謝を申し上げます。ご遺族の皆様に深くお悔やみ申し上げます」とコメントした。

 川越さんは1982年に鹿児島南高から早大に入学。4年連続で箱根駅伝に出場し、1年8区3位、2年8区区間賞、3年9区2位、4年2区3位と活躍した。特に2年時の1984年箱根駅伝では、伝説的指導者の中村清監督のもと早大30年ぶりの優勝に貢献。翌85年大会も連覇を果たした。

 86年に卒業後、資生堂に入社。現役引退後は指導者としても活躍し、日本陸上界の発展に貢献した。

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