ノルディックスキーのサマージャンプ山形蔵王大会に向けた公式練習が22日、山形市のアリオンテック蔵王シャンツェ(ヒルサイズ=102メートル、K点95メートル)で行われ、22年北京五輪個人ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(チームROY)は、1回目に出場選手唯一のヒルサイズ越えとなる103・5メートルの大ジャンプを披露し、存在感を見せつけた。

 風が緩く向かっていた1回目。

スッと空中に飛び出すとグンと飛距離を伸ばしてヒルサイズを越えて着地。足を前後して着地するテレマークは完璧とはいかなかったが、他選手を圧倒した。

 ジャンプを飛び終えにやりとした歯には、歯に装着するアクセサリーで、ゴールドにダイヤモンドをあしらった「グリルズ」がちらり。まさに来年2月のミラノ・コルティナ五輪に向けた金のスマイルだ。小林陵は「テレマークはスーツの影響もあって、まだいれづらいけど、ジャンプの内容は悪くないですよ。(グリルズは)なんか気持ちいいっすよ。つけているとテンションが上がります。(金を意識)そうですね」と金のスマイルを浮かべた。

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