◆バレーボール世界選手権 第4日(25日、タイ・バンコクほか)
1次リーグが行われ、H組で世界ランク4位の日本は同17位のウクライナと対戦。ウクライナに2セットを奪われて、崖っぷちで迎えた第3セットは、石川真佑主将、佐藤淑乃、第2セット途中から出た和田由紀子、セッター関菜々巳、ミドルブロッカー島村春世、山田二千華が先発した。
19歳の秋本美空に代わって入った和田のスパイクで流れを作ると、8―7の場面で佐藤のバックアタックが決まり、8連続得点で一気に突き放した。17―10からは相手のスパイクを懸命に拾い、最後は和田がライトから決めきった。セットポイントを握った24―16から3連続失点したが、最後は和田が決めた。
第4セットも両者譲らない接戦となった。日本は和田のスパイクで流れをつくり、セット終盤の23―233の競り合いから石川主将がレフトから決めきると、雄たけびを上げた。24―24からも石川が決めて、2度目のセットポイントの場面でも頼れる主将が力を込めてスパイクを打ち抜き、26―24で取り切った。勝負の行方は最終セットにもつれた。