高校3年生の歌手・中村唯人(18)がこのほど、報知新聞北海道支局を訪れ、6月にリリースしたデビュー曲「ほろ酔い風酒場」をPRした。

 茨城県内の公立校に通う中村は「今は夏休みでいろんな場所に行かせてもらっていて楽しいです」と初めての北海道に胸を弾ませる。

「キラキラ癒し系DK(男子高生)」のキャッチフレーズの通り、さわやかを絵に描いたような好青年だ。

 小学4年生の時にテレビ番組で見たクリスタルキングの大ヒット曲「大都会」が心に刺さり、演歌や昭和歌謡に強い関心を持つようになった。「ムード歌謡が好きで、歌ったり聴いてたりしていると心が落ち着きます」。3年前に父が応募したテレビ東京系番組「THEカラオケ☆バトル」に出場し、作曲家・田尾将実氏にスカウトされ、歌手人生が始まった。

 未成年とは無縁の酒がテーマだが、「田尾先生からは『酒のことは考えなくていいからとにかく明るい雰囲気を伝えてみて』と言われています」と軽やかな歌声を響かせる。学校では生徒会長も務める18歳。まずはレコード大賞の新人賞にノミネートされることを目標に喉を鳴らしていく。

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