大相撲秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)で再十両が決まっている朝乃山(高砂)が22日、東京・墨田区の両国国技館で行われた健康診断を受診した。

 昨年7月の名古屋場所で左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負い、3場所連続で全休。

春場所の三段目での復帰から順調に白星を重ね、秋場所は関取復帰となった。秋場所では膝の大ケガから復活を果たした関脇・若隆景(荒汐)が大関取りに挑む。若隆景については「僕がケガをした時に若隆景関が幕内に戻ってきた。その後もテレビで見ていて尊敬や刺激よりも、しっかりとケガを治せば、まだ活躍できるのだなと感じた」と語った。

 本場所で相撲を取るのは幕下以下が7日間だったが、十両は15日間相撲を取ることになる。「15日間相撲を取れることはうれしい。ケガ以来で、体力面はどうなるかわからないが、そこを補えるのは稽古しかないので、しっかり稽古して初日に臨めるようにしたい」と力強く話した。来週開催される神奈川・平塚市での部屋の合宿にも参加予定で、さらなるレベルアップを目指す。

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