「X JAPAN」のYOSHIKIが22日、都内で「サウジアラビア公演 発表記者会見」を開催した。

 自身の誕生日でもある11月20日にサウジアラビア・アルウラにある世界遺産「Hegra」でコンサートを初開催することを発表。

日本人が同所でコンサートを行うのは初めてだといいYOSHIKIは「とても光栄に思っています」と歓喜した。

 過去にサウジアラビアに足を運んだ際の印象について「親切におもてなしをしていただいた。日本の文化に対しても興味を持っていただいて、すごくすてきな時間を過ごさせていただきました」と回想。「こういった機会をいただいたので、皆さんに喜んでもらえるコンサートをしたいと思います」と意気込みを口にした。

 世界遺産でコンサートを行うことについて「この数年、夢を見ているみたいで、これって本当に現実に起こっているのかなっていう人生を歩ませてもらってる」としみじみ。「デビュー当時の自分はそういうことを想像してなかったので、育て上げてくださったファンの皆さんに感謝しかないです」と胸の内を明かした。

 YOSHIKIは昨年10月に自身3度目となる首の手術を受けており、現状について「今は慎重に慎重にリハビリをしています」と説明。元々は来年からコンサート活動を再開させる予定だったというが「日本とサウジの今後の交流にもつながると聞いたのでやる方向で調整した。全力でこのコンサートに挑もうと思っています」と背筋を伸ばした。

 コンサートの構成を問われると「もちろんピアノは弾きますし、ここでドラマをやったらどうなのかなとも思っている。招待していただいたサウジアラビアさんの趣旨にあった形にしたいです」と回答。さらに、「ビデオ撮影して良いのかな? ドローン飛ばしたいな。

ここで新曲をやって、ビデオ撮影できたら良いなと思います」と構想を膨らませた。

 サウジアラビア公演が自身のキャリアにもたらす影響について問われると「基本的には芸術に対する挑戦というか美学の追究。約30年前にアメリカに行って、この10年くらいはパリにも毎月行っていろんな文化を吸収して今の芸術が成り立っている」とした上で「中東は意外と行くことが少なかった」と説明。「そういうところ(中東)の要素も学ばせていただいて、これから作る音楽に深みを出せればなと思う。光栄なことであり、すごくワクワクしています」とうなずいていた。

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