俳優の本田響矢が22日、7年ぶりに舞台出演する音楽劇「エノケン」取材会に出席した。
本作では市村正親演じるエノケンこと榎本健一の息子・鍈一と、劇団員の田島太一の2役を演じる。
脚本を読んで、鍈一役については「本当に真っ直ぐで素直で無垢(むく)。きっと父のエノケンさんのことをとても尊敬している。そして父のことが大好きで、母のことが大好きで、本当に心の底から家族のことを大切に思っていて大好きなんだろうなと思いました」とにっこり。劇団員役については「鍈一とはまた違った真っすぐさと、熱のあるしっかり芯のある印象を受けました」と分析した。
まだ稽古には入っていないが、製作発表会見や本読みの段階で市村から本当の息子のように接してもらっており「今回の大阪での舞台も『いろんな所におすすめのご飯屋さんがあるから、良かったら行こうよ』と言ってくださいました」とにっこり。母親役の松雪泰子についても「『どう? 大丈夫?』というふうに声をかけていただけて、本当に母のような…。『そっか、そっか』みたいに話を聞いてくださって、本当にすごく優しくて『母!』って思いました」と、すでに家族としてのコミュニケーションはばっちりの様子を明かした。
大阪公演は11月1日~9日まで、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。