8月24日の札幌5R・2歳新馬(芝2000メートル=11頭立て)は単勝2番人気の外国産馬、ミスティックレナン(牡、栗東・上村洋行厩舎)が鮮やかに逃げ切った。父のクラックスマンは欧州で2023年の凱旋門賞馬エースインパクトなどを送り出しているが、JRAでは産駒初勝利。
最内枠から楽に先手を奪い、前半1000メートルが64秒5の緩いペースに持ち込んだ。直線でも上がり最速となる末脚で早めにセーフティリードを取り、2着に2馬身半差をつける完勝だった。
手綱を執った北村友一騎手は「緩さが残る中でも、しっかりと自分でバランスを取って、走れているところがいい馬だなと思いました。これと言って、注文をつけるところが何もないので、このまま順調にいってくれればと思います」と素質を高く評価した。上村調教師も「緩さが残る中で、この競馬。血統的に距離が延びてもよさそう」と振り返っていた。