プロボクシングの元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏(34)が代表を務めるトレジャー・ボクシング・プロモーション(TBP)が25日、都内で会見し、9月17日に東京・後楽園ホールで開催する「TREASURE BOXING PROMOTION9」の対戦カードを発表。メインイベントのバンタム級8回戦で、前東洋太平洋同級王者・栗原慶太(32)=一力=と前日本ユース同級王者・金城隼平(24)=RE:BOOT=が対戦する。

 3月24日の東洋太平洋同級王座統一戦で“パッキャオ2世”の暫定王者ケネス・ラバー(23)=フィリピン=に1回TKO負けを喫して王座陥落。再起戦となる栗原は「金城選手に勝ってから上を目指すという流れをありがたく思っている。強い選手を相手に『栗原まだいけるな』というところが見せられたら。僕にとっても大事な一戦になる。まだまだ自分のピークはこれからだと自分自身感じている」と気合をみなぎらせた。

 対する金城は「ユース王座を返上してこれから世界に向けて進んでいく中で、一番大きなステップになる試合だなと思っている。格上の相手だが、勝つべくして勝つ準備をする」と誓った。

 戦績は、栗原が19勝(16KO)9敗1分け、金城が5勝(2KO)。

 セミファイナルの日本ミドル級挑戦者決定戦8回戦では、同級1位・竹迫司登(34)=ワールドスポーツ=と同級2位・細川チャーリー忍(41)=金子=が対戦する。

 竹迫は昨年12月、WBOアジアパシフィック同級王者・国本陸(六島)に挑み1回TKO負けを喫しており、再起戦となる。「復帰戦だが、挑戦者決定戦という名の通り初心の気持ちで臨みたい。その先に国本君がいる。

リベンジを果たしたいという気持ちは強くある」と国本への雪辱につなげる決意を語った。

 竹迫と細川は20年1月の東洋太平洋ミドル級タイトルマッチで対戦しており、竹迫が判定勝利で王座を奪取している。

 戦績は竹迫が17勝(15KO)3敗1分け、細川が14勝(11KO)7敗1分け。

 興行はU―NEXTでライブ配信される。

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