大相撲の夏巡業は25日、金沢市総合体育館で行われた。夏巡業を途中休場していた関脇・霧島(音羽山)、小結・高安(田子ノ浦)が復帰。
高安は急性腰痛症などで7日から休場した。序盤3日間を終えた翌朝に「(腰痛で)動けなくなった」と説明。離脱して治療に努め「何とか相撲を取れるようになった」という。この日はぶつかり稽古で地元・石川・津幡町出身の十両・欧勝海(鳴戸)、白熊(二所ノ関)に精力的に胸を出した。今巡業の残り6日間へ「基礎運動は怠らずにしっかりやって、体の調子を見て稽古していきたいと思う。一番はケガをしないこと。再発に気を付けて最後までやりきりたい」と語った。
霧島は13日から休場していた。巡業中の取組で右手首を痛め、検査の結果、「骨にひびが入っていた」と明かした。休場期間に治療を受けたものの、まだ万全ではないが「時間もたってるし、だいぶ良くなっている。無理しないで、やることをやっていく」とした。
翔猿は7月の名古屋場所13日目に「右肘関節亜脱臼、右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷、変形性肘関節症」の診断書を提出して休場した。合流初日のこの日は稽古は行わなかったが、取組には参加した。