◆第61回新潟記念・G3(8月31日、新潟競馬場・芝2000メートル)
第61回新潟記念・G3(31日、新潟)は、サマー2000シリーズ最終戦。すでに優勝条件を満たし、点数で優位に立つヴェローチェエラには、単独優勝がかかる。
まだ夏は終わらない。ヴェローチェエラが中1週で新潟記念に参戦する。前走の札幌記念は後方から差を詰めたものの5着までだった。「前走は直線しか競馬をしていないし、ダメージも少なかったですから」と須貝調教師。レース後は再び函館へ戻り、レース4日後にはWコースに入っている。
今夏は函館記念で重賞初制覇を果たし、札幌記念でも5着。サマー2000シリーズでは13点でトップタイだ。同じく13点のトップナイフは登録せず、シリーズ優勝馬の条件である「1勝以上かつ13点以上」はクリア。他馬の結果にもよるが、王者に最も近い位置にいるのは間違いない。須貝師も、管理馬では16年アルバートドック以来2頭目となる同シリーズ王者へ「チャンスはあるからね」と口にする。
函館には退厩期限となる27日まで残り、新潟競馬場へ移動する。「相手は強くなるみたいだけど、この馬も成長しているし、そこに期待したいね」とトレーナー。
◇サマー2000シリーズ優勝条件 対象5重賞を1勝かつ、13点以上の獲得が必要。七夕賞を勝って現在10点のコスモフリーゲンは4着以上で条件を満たすが、ヴェローチェエラがすでに13点のため、別表のように新潟記念で勝てば単独優勝、2~4着なら他馬の着順次第で単独、もしくは同点優勝の可能性がある。優勝馬の関係者には、褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円が交付される。優勝馬が複数の場合は等分して交付される。