◆テニス ▽全米オープン(26日、米国・ニューヨーク)
1回戦を勝った2018、20年優勝で、世界ランキング24位、第23シードの大坂なおみ(フリー)は、全米ではお決まりの派手な新ウェアで登場した。ところどころにラメが入ったオレンジレッドのワンピースで、裾は、ふんわりとバルーンのようにふくらんだシルエットのバブルヘム・スカートを採用した。
驚いたことに、入場時は、長い髪のようなウィッグ(かつら)をつけ、頭にはバラをあしらったワンピースと同色の髪飾りが散りばめられた。試合前の練習では、そのウィッグを外し、編み込んだ自身のヘアスタイルを披露する演出も。シューズも同色で、入場時に常につけているヘッドホンも派手派手にデコレーション済みだ。
大坂とウェア、シューズを契約するナイキに話を聞いた女性誌「エル(Elle)」によると、大坂は、ウィンブルドンを除いた今年の4大大会すべて、花をモチーフにしたウェアを着用しているという。全豪がひまわり、全仏は桜がテーマだったとのこと。そして、全米はバラをあしらった。ウィンブルドンはウェアの規定が厳しく、色は白が主体など制限されるため、花のモチーフは使用していない。
コート上での勝利インタビューでは「ニューヨークでのファッションウィークが始まったね」と問われると、「最高のデザインよ」と喜んだ。バッグには、日本の女子高校生のように、やはり同色でラメが散りばめられた世界的な人気キャラ「ラブブ」の人形をぶら下げ、「とてもかわいい」と見せびらかした。
大坂は、この日のウェアは「ナイトセッション用。よく夜に映えた。