地域政党「再生の道」の石丸伸二代表(43)が27日、都内で記者会見し、同政党の代表を交代し、自らは退任すると発表した。

 「再生の道」は6月の都議選で42人、7月の参院選で10人を擁立したものの全員が落選。

石丸氏は会見で「責任を取る取らないの話じゃない」と、選挙結果を受けた引責辞任ではないことを強調した。退任の理由については「当初の予定に沿った」と説明した。

 石丸氏は会見など公の場では代表交代時期について言及していなかったが、昨年12月に動画メディアに出演した際に構想を披露していたと主張。「大阪府の吉村知事との対談で『新党作ります、代表は早ければ選挙前、遅ければ選挙が終わったら交代する、出口戦略も決めている』と言ってから、党をたち上げている。ちゃんと言っていますからね」と報道陣に念押しした。石丸氏は今年1月に党を設立して代表に就任している。

 新代表は都議選と参院選に出馬した人の中から立候補者を受け付け、来月15日に投票で決める。石丸氏自身は新代表に「立候補する意思はない」と断言。一方で「これからも何らかの形で政治活動を続ける」とした。11月に実施予定の広島県知事選については「選択肢の一つだが、出ようという意向は今のところない」、28年に行われる予定の次の東京都知事選については「決めてないんですが有力な選択肢の一つ」と意欲を見せた。

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